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会長挨拶Greetings

会長写真

日本蘇生学会 第36回大会
会長 坂本 哲也
帝京大学医学部救急医学講座主任教授/同附属病院長

日本蘇生学会第36回大会 開催にあたって

この度、日本蘇生学会第36回大会を主催させて頂くことになりましたこと、誠に光栄に感じております。大会は平成29(2017)年11月25日(土)・26 日(日)の2日間、東京都にございます帝京大学板橋キャンパスにおいて開催させていただきます。帝京大学として会長を務めさせていただくのは、昭和57(1982)年に当時の岡田和夫教授が第1回の立ち上げの大会を開催させていただいて以来となります。以来30年以上にわたって、わが国における蘇生領域の発展に尽力してこられた歴代会長の諸先輩に続いて本学会をお世話させていただくにあたり、心身を引き締めてこの大役にあたりたいと考えております。

わが国の心肺蘇生は、1991年の救急救命士法制定、2004年の市民によるAED使用などを経て、現在では医師や救急隊員のみならず、看護師や薬剤師など多職種の医療スタッフ、公共の場で心停止患者に接しうる職員などの業務にも深くかかわるものとなっております。また、救命された患者を社会復帰に導くために不可欠な重要臓器の機能回復に向けて、体外循環補助を用いた心肺蘇生や体温管理療法(低体温療法)などの高度な医療が、救急、麻酔・集中治療、循環器などの医療者の協力により普及してまいりました。加えて、わが国の未曾有の超高齢社会において、患者の意思に沿った形での蘇生についての医療者と社会のコンセンサスの形成も大きな課題となっております。これをふまえて、第36回大会のテーマは「蘇生の知、技と心 〜Science, Art and Spirit of Resuscitation〜」とさせていただきました。

講演は『救命の連鎖』の考え方に沿い企画をさせていただきました。「心停止の予防」の輪として、学校での児童・生徒の突然死予防についてご講演をいただきます。「早期認識と通報」の輪としては、病院外での心停止に対する市民救助者やAEDの招集支援システム、通報を受けた指令室の対応と口頭指導、また病院内における急変対応のRapid Response Systemについてとりあげました。「一次救命処置」の輪については、病院外において救急隊などが現場で蘇生処置を行う際の、蘇生中止と死の基準についての考察や、傷病者の意思に沿うためのあり方などの倫理的な問題に関してお話しいただきます。「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」の輪としては、体温管理療法についてのご講演をいただきます。

また、本学会の理念と目的である「心肺蘇生のみならず重要臓器の機能不全を回復させるための医学・医療の研究」を目指すものとして、敗血症、重症外傷、頭部外傷、母体救命などのテーマを積極的に取り上げました。これらに加えて、2020年のガイドライン改訂に向けた今後の展望と国際協力体制、同じ年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた医療体制の構築、また救急医療機関における脳死患者への対応、エビデンス構築のための研究解釈のあり方についてもお話しをいただきます。

恒例のワークショップとしては、体外循環を用いた蘇生(ECPR)の導入を実践的に体験できるセミナーと、昨年に引き続いてDAM(困難気道)セミナーを開催いたします。

さらに、心肺蘇生法普及委員会の企画によります心肺蘇生法普及動画コンテストを開催させていただき、全国の学生チームから9つの動画を応募いただきました。会場での投票もございますので、ぜひご参加いただければと存じます。

以上の企画のほかに、会員の皆様のご協力により最終的に60題近くの演題をご応募いただき、多彩なご発表をいただけることになりましたことを深く感謝申し上げます。

時節柄、大学キャンパスを利用した教室員による手作りの学会開催となり、いろいろとご不便をおかけすることもあると存じますが、内容を重視した学術集会にできればと考えております。

帝京大学板橋キャンパスのあります板橋区および北区は東京都のなかでも庶民的な風情の残る地域で、最寄りのJR十条駅前の昭和の香りを残す商店街や、大学に隣接した石神井川の紅葉など、これまで学会等で来られているあたりとは違った東京の一面を観ていただけるのではと考えております。

本学術集会が蘇生領域の今後の発展に少しでも寄与できるように教室員一同、精一杯努めさせていただきます。会員の皆さまからの多数のご参加をお待ち申し上げます。

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